home / post / ブログ / 1年間書いて実感した日記の効果 ー『原田隆史監修目標達成ノート』を継続してー
会社からの勧めで、『原田隆史監修目標達成ノート』を昨年の4月から書き続けてきました(会社のお金で買ってもらいました)。
原田隆史さんは大谷翔平選手が高校時代に使っていたことで有名なマンダラチャートを考案した方です。
この記事では、目標達成をサポートするプロとも言うべき方が作ったノートを1年間継続して書いてきて実感した毎日日記を書くことの効果や自分のポジティブな変化をまとめたいと思います。
最初に断っておくと、日記を継続してきたことでこれから書くようなポジティブな変化が生まれたかどうかはわかりません。
理由は、継続していなかった場合の自分がどうなっていたかはわからないからです。
もしかしたら日記を継続していなくても同様の変化があったかもしれません。
ただ、継続してこなければ今の自分はないと信じてこの記事を書きました。
本題に入る前に、毎日何を書いてきたかを共有します。主に下記三つのことを書きました。文章量としては、1日200文字程度です。
①自分で設定したルーティン行動ができたどうか
②今日のよかったこと、気づいたこと
③今日をもう一度やり直せるなら
発熱などよる体調不良の日を除いて毎日書きました。
また、月に一度、1ヶ月の振り返りをしました。
この時は仕事とプライベートで分けて、文章量としては2,000文字程度書くことが多かったです。
この1年間、ストレスに悩んだ期間はほとんどありませんでした。
もちろん、1日のうち数時間悩むことはありますし、イライラしたり不安を感じたりする場面は何度もあります。
しかし、そういったストレスを翌日に持ち越すということはほぼなかったです。
この理由として、日記を書くことで、頭の中に漠然とした状態で漂っているストレスが、文字として見えるようになったからではないかと考えています。
その日の達成と未達成を書いていく中で、たとえストレスを感じていても何に対してストレスを感じているのかを明確にして整理整頓できました。
@semlaboさんの下記ツイートが勉強になりました。
漠然とした大きな悩みがあるときの有効な思考法は一つだけで「問題を明確化すること」なんだけど、その為には以下のアプローチが有効
— sem_master (@semlabo) July 26, 2021
・細分化すること
・あるべき未来を描くこと
コツは漠然とした不安を不安のまま保持せず、輪郭をはっきりとさせ、捉えどころがある状態まで早急に持っていくこと
私は頭の中で漠然としたものを整理する能力が乏しいため、その日のことを紙に書き出すことがメンタルに良い影響を与えることがわかりました。
また、紙に書くのとパソコンのドキュメントに書くのとでは全然違うことも実感しました。
というのも、日記は自分の文字で書くため、書いた内容を自分ごと化しやすいですが、パソコンにはそういった感覚はないためです。
※後から知りましたが、これはジャーナリングというものみたいですね。
参考:https://diamond.jp/articles/-/290381
言語化力には様々な定義があると思いますが、「思考を適切な言葉にして表現する能力」という意味での言語化力はかなり上がったと感じました。
理由は、日記を書くこと自体が「自分の思考を言葉にすること」になる中で、それを毎日繰り返したからだと分析しています。
日記を始めた初期は「適切な言葉」にできていたかどうかは怪しいですが、日記を書くことは「思考をアウトプットする」ことの良い訓練になりました。
そして、訓練を繰り返していくうちに適切な言葉を見つけやすくなった感覚があります。
言語化力を上げる方法は世の中に多くあると思いますが、日記を書くことは言語化力を上げるための訓練として、結構良いのではないかと今回の経験を通して思いました。
上記と若干かぶりますが、例えばクライアントとの打ち合わせの際に、予期せぬ角度からの質問に対して、アドリブで論理的な回答ができる頻度が上がったのを感じています。
この要因として、少しずつですが思考の表現を毎日繰り返したことで、思考→表現までのスピードが上がったことが大きいのではないかと思いました。
これまではうまく回答が出てこなかったり、論理的な構造で回答ができなかったりと自分のアドリブ力のなさに絶望することが多かったのですが、そういったことが徐々に減ってきて自分の変化に手応えを感じています。
これまでの人生で毎日日記を書いたことはありませんでした。
日記に一番近いもので言うと、学生時代野球部に所属していた時に書いていた野球ノートがあります。
しかし、これは基本的には試合の後に書くもので、毎日継続しては書いていませんでした。
初期とそれ以降で日記を継続できた理由が違っています。
最初の三ヶ月程度は、「会社のお金で買ってもらったものだから、途中でやめることが申し訳ない」という思いで書いていました。
しかし、三ヶ月を過ぎたあたりから自分のポジティブな変化を感じられるようになったため継続できたと思います。
今振り返ると、あまり変化を感じられない初期段階から内発的な動機を持ち続けるのは難しかったでしょう。
日記を継続する効果が実感できるまで強制的な動機づけで続けたことが、1年間継続できた理由です。
↑1年間使うと結構ボロボロになりますが、この経年変化が良いです、、、
この1年間は冒頭にご紹介したノートを使ってきましたが、次の一年はもう少しコンパクトな別の手帳を使います。
これまでのノートが使いにくかったわけではないですが、1日のスケジューリングをする項目が自分にとっては不要で、そのスペースをカットすることで持ち運びやすさを上げたいと思ったのが理由です。
↓すでに使い始めた新しい手帳
日記を書くことで起きる変化は本当に小さなものです。
ただ、毎日その変化は起きるので、継続して続けた場合の複利はとても大きなものになりそうだなぁと思います。
その中でも、リターンを求めて日記を書いているとどこかのタイミングで飽きてしまうかもしれません。
そのため、リターンを求めず、「シンプルに自分が書きたいように書く」というモチベーションで今後も継続していきたいです。
お読みいただきありがとうございました!とてもうれしいです。もしご意見、ご感想があれば、こちらからお問い合わせください。