”クライアントのミッション”を理解することがクライアントと良好な関係を築くためにめっちゃ大切

「何を当たり前のことを笑」と思われるかもしれませんが、思考の整理のためにまとめる次第です。

クライアントのミッションは大きく分けると2つ

これまでの経験から、クライアントによって達成したいこと・求めるもの(=ミッション)は違うと考えて仕事をしています。
大きく分けるとこの二つです。
①成功したい
②失敗したくない

この二つは同じことを言っているようで違うと思っています。
リスクの許容度が大きく違うからです。
例えば、①をミッションにおいているクライアントは多少リスクがあっても挑戦することを求められることが多い一方、②がミッションのクライアントはできるだけリスクがなく損失が出ないようにすることを求められることが多いです。

特に従業員規模が多くなるほど、①から②に寄っていくように思います。

ミッションによって施策提案やコミュニケーションの仕方が大きく変わる

私は、この「クライアントによってミッションに違いがある」ということを理解することがクライアントと良好な関係を築く上で、めちゃくちゃ重要だと認識して仕事をしています。
クライアントによるミッションの違いを理解せずに施策提案やコミュニケーションを重ねていくと、「この人は我々のことをわかっていない」と思われてしまうからです。
例えば、②がミッションのクライアントに対して、ややリスキーだが成果が伸びる可能性がある(①のクライアントには有効かつ支援会社としては挑戦したい)施策を提案し続けると、「自分たちのミッションに無頓着な担当者」と思われてしまいます。

かなり簡略化していますが、↓このような感じでレバレッジ×リスクに分けて提案するべきかどうかを考えています。

レバレッジ低いレバレッジ高い
リスクない①:△  ②:◯①:◯  ②:◯
リスクある①:×  ②:×①: ◯ ②:×

クライアントのミッションを理解していないと、クライアントに満足してもらいたい気持ちで提案を重ねても、悉く空振りになり、ダメな担当者の烙印を押され、最終的には解約になってしまうこともあるでしょう。
クライアントのためを思って必死で考えて行動しているのに解約になってしまうほど悲しいことはありません。
そういったことが起きないように、まずは、クライアントのミッションが①なのか②なのかを見極めることから始めるようにしています。

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