起きた瞬間から全力疾走できる人がいないように、業務時間がスタートしてすぐに100%のパフォーマンスを出せる人は多くないと思います。もちろん私もいきなりパフォーマンスが出せません。
スポーツを生業にするアスリートは、試合や練習前にウォーミングアップをします。本番で最初からパフォーマンスを発揮するために抜かりなく準備をするのです。一方、ビジネスパーソンはどうでしょうか。私は、ビジネスパーソンもデスクワークを生業にするアスリートだと思います。つまり、業務時間がスタートしたらすぐにパフォーマンスを発揮できるよう、アスリート同様、仕事前のウォーミングアップが必要だと考えます。数年前からこのように考えるようになりました。
この記事では、自分なりに仕事のウォーミングアップとして取り入れて良かったことをまとめました。

ご存知の方も多いタイピングゲーム寿司打。難易度ごとにコースが分かれていて、制限時間内に提示された言葉をタイピングできたら点数が入ります。その合計点数でクリアを目指すゲームです。
3,000円、5,000円、10,000円の3コースとなっており、私は、最高難易度の10,000円コースのクリアをウォーミングアップの一環にしています。
仕事前に寿司打をやっておくと、ミスタッチの減少とタイピングのスピードアップが実現します。特に、10,000円コースはスピードと正確性が両立しないとクリアできません。そのため、一回クリアしておくとその効果は大きいと感じます。
タイピングはデスクワーカーにとって、仕事のスピードを下支えする強力なスキルです。元々タイピングが得意な方でも、業務開始直後のスピードと正確性は本調子ではないはず。最初から全開でタイピングをするために、寿司打の10,000円コースを1回クリアしておくのはとてもおすすめです。
後輩の方々にとって、先輩や上司とのコミュニケーションは、仕事のクオリティに大きく影響するでしょう。先輩上司とのコミュニケーションを円滑にするためにもウォーミングアップ的な取り組みをするのがおすすめです。
具体的には、朝はできるだけ軽い雑談から会話をスタートするのが良いと思います。いきなり仕事の話をすると、お互いに負荷が大きいと考えられるためです。相手側の立場を考えると、さっきまで週末の予定を考えていたかもしれませんし、電車の混雑状況に辟易していたかもしれません。そんな状況の中で、急に仕事の話を切り出されると、普段通りの対応ができない可能性が高まります。
先輩上司も、日々生活をしている同じ人間です。職場に到着していきなり仕事の話をしたい人も多くないでしょう(多分)。ライトな会話をすることで、少しずつお互いの頭の回転数を上げていく。そして、頭が仕事モードに切り替わったタイミングで仕事の話をする。こうした方が、有効なフィードバックがもらえたりするのではないかなと思います。
体型維持も兼ねていますが、毎朝10分程度の自重トレーニングやエクササイズを行なっています。血行がよくなって体が温まるので活力が生まれます。その活力が1日の生産性を上げてくれます。朝運動をするのは大変と思われるかもしれません。でもたった10分程度です。これでその日1日の生産性が上がり、仕事もスピーディに進むようになるはず。筋トレはしなくても、ストレッチやウォーキングを仕事前に取り入れてみるといいかもしれません。
ちなみに、私がやっているのは、こんな感じの運動です。

業務が始まった時には、Googleカレンダーに今日1日の予定が全て埋まっている状態を作っています。これにより、二つの効果があります。①今日1日「次何やろうか」と迷う時間がなくなる。②1日の流れを一度イメージするため動きやすくなる。といった効果です。体感的にTodoリストを整理しただけでは、これらの効果を得られません。カレンダーに予定としてタスクを突っ込むことで、業務の開始から終わりまで止まらずに走り切ることができると思います。
なんだかすごくマッチョな記事になってしまいましたが、とにかく自分なりに仕事を100%の状態で始められるための準備をしておくといいよねという話でした。
業務時間中は試合。それ以外の時間は練習。私は、このように業務時間を捉えて、1日1日を濃密にすることで、成果が出てくると信じてやっていきます。