ある日、ふと思い立ってGoogleタグゲートウェイの設定を見直していたところ、↓このようにアラートが表示されていました。
「認証情報が有効期限切れか、無効です。続行するには再認証を行なってください。」の表示とともに、今まで『有効』になっていたステータスが『一時停止』に、、、
「うまく設定できた!」と思っていたのに、、、
検索しても解消方法がわからなかったため、とりあえず『Cloudflareにログイン』のボタンを押しました
すると、すぐにアラート表示が消えて、スタータスが『有効』になり、事なきを得ました。
このようなことが起きた原因は何だったのでしょうか?
WordPressのバージョンを上げたことによる、内部のコードの変化が原因ではないかと考えています。
先日、WordPressのバージョンを上げたところ、headerやfooterの中身がリセットされてしまうという事象が発生しました。
Googleタグマネージャーのタグやその他諸々の修正に迫られたのですが、その際にGoogleタグゲートウェイ側にも何かしらの影響があったのかもしれません。当時は、Googleタグゲートウェイの設定修正が必要かどうか何も頭になかったため、Googleタグゲートウェイのステータスを確認しておらず、バージョンを上げたことが原因であると断定はできませんが、最近発生した大きな出来事はそれくらいなので可能性は高いと考えています。
本記事公開後、大変ありがたいことにYuwai田中さん(@hyroki1980)からフィードバックをいただきました。
田中さんによると、WordPress本体のアップデートでheaderやfooterが書き換わることは基本的にはないため、恐らく親テーマファイルの更新によって引き起こされたものと考えられるとのことでした。仮に、WordPress本体のアップデートでheaderやfooterが書き換わるようであれば、世界中のWordPressユーザーが都度タグ更新の必要に迫られて大変なことになってしまいます。
基本的にはフロントエンドであるテーマの部分に依存している構造になっているはずなので、テーマファイルの更新によって今回の事象が引き起こされたと考えられるとのことでした。
また、田中さんからは同じような事象を防ぐための具体的な方法までご教示いただきました。
田中さん、大変ためになるフィードバックをありがとうございました!
WordPressで外観(特にheader.php)を変更した際には、テーマファイルを更新した際には、必ずGoogleタグゲートウェイのステータスを確認すると良さそうです。これは、GoogleタグマネージャーやGA4、サーチコンソールなどの各種計測ツールにおいても同じことが言えます。WEBサイトのリニューアルや根幹に当たる部分に変更を加えた時には、各種ツールが正常に稼働しているかを必ず確認するようにしようと思いました。
データの計測漏れは、これまで以上に気を付ける必要があると思います。というのも、データ分析や広告のターゲティング等においてAIを有効活用するためには、良いデータを数多くインプットさせることが重要だからです。データの計測漏れに気づくのが遅くなればなるほど、不利になってしまうでしょう。特にヒューマンエラーによる計測漏れなどは非常にもったいない。
下記のブログで森野さんが言及されていますが、「データの健康管理」がWEBマーケティングにおける重要な仕事になっていくと考えられます。今後、WEBサイトを変更した際には、各種計測ツールだけでなく、Googleタグゲートウェイのステータスもチェックを忘れないようにしようと思います。