文脈を正確に読み取り、拡大解釈をしないために

他者とコミュニケーションをする上で文脈を読み取ることは大事です。しかし、読み取ろうとしすぎて、拡大解釈をしてはいけません。拡大解釈は他者を困惑させ、自分を疲弊させるからです。

拡大解釈が発生すると、発信側は「そんなつもりで言ったわけではないのに…」となってしまいます。一方受け手側は、必要以上に傷ついたり、発信側への不信感を募らせます。お互いにとって何もいいことはありません。

文脈を読み取ることと、拡大解釈しないためには、両方のバランスが重要。で片付けてしまえばそれまでですが、それで終わらせてしまうのは思考停止です。どうすれば拡大解釈をせずに、文脈を読み取れるようになのかまとめてみました。

拡大解釈をしないために

拡大解釈をしないためには、受け手側と発信側両者の取り組みが必要です。その中でも、情報はどう受け取るかに依存する部分が大きいので、発信側の取り組みには限度があります。受け手側が意識をして取り組む必要があると思います。

受け手側の取り組み

  • 言われたor書かれた内容をそのまま読み取る
  • 基本的には、言われていない、書かれていないことは考えない。
    • 例えば、「資料のAという箇所をBに修正してください」と言われたら、「AをBに修正する」というメッセージだけを読み取ればいい。「他にも修正箇所があるけど、修正している時間もスキルもないと思われているから、AとBを修正するよう連絡が来たんだ」などと読み取るのは拡大解釈。
  • 言われたor書かれたことの背景や意図を直接聞く
    • 先ほどの例で言うと、「AをBに修正の件、承知しました。今後同様の修正がないようにしたいので、いただいた修正内容の背景や意図は〇〇ということでしょうか?(or背景や意図をお聞きしてもよろしいですか?)」と聞く
    • これは発信側にとってはありがたい質問。自分の説明不足に気づけるし、相手の理解力も把握できる。この質問一つで、今後のコミュニケーションがより高次のものになる
    • だからこそ、勇気を出して聞くのが吉
  • 関係性上、聞きづらい相手の場合、文脈を読み取りに行く。
    • 100%文脈を読み取れるわけではないことは前提に置く
    • 紙やドキュメントに書く。頭の中だけで考えない。
    • 頭の中だけで処理できるほど、他者の文脈は単純ではないから。

いきなり文脈を読み取ろうとしにいかないのがコツかもしれません。まずは、発信内容を正確にそのまま理解する。その内容が腹落ちできれば終了。もやもやする場合に、聞いたり読み取りに言ったりするという順番が良さそうです。

その中でも、受け手側の基本的な取り組みは、『書いてあること以外は読み取らない』だと思います。

発信する側の取り組み

  • 考えていることをそのまま伝える
  • 意図や背景を伝える
  • テキストの場合は、絵文字や記号などで感情が伝わりやすくする

このように、発信側には、拡大解釈を起こさせずに、自分のメッセージが伝わるようにする努力が必要です。しかし、発信側の努力には限界があると思います。どれだけ懇切丁寧に伝えても、受け手側の取り組み次第で拡大解釈されてしまうことはざらにあるからです。そうなってはどうしようもない。結局、受け手のスキルが重要という話ですが、だからと言って、発信側が正しく伝えるための努力を怠ってはいけないと思います。

文脈をできるだけ正確に読み取るために

  • 普段からの会話量を増やす事で、相手の性格を知る
    • 何を大切にしているのか。
    • 人生の優先度は何か。
    • 何をされるのが嫌なのか。
    • 抽象的な思考から具体的な事象まで知る努力をする
  • 一方で、相手のことを知った気にならない
    • 大前提として、生物は動的平衡。外見や内面が変わっていないように見えても、常に変化し続けている
    • 「この人はこういう性格だから〜」と決めつけずに、常に今の相手を知ろうとする姿勢を持つ
  • 小説や映画、ドラマ、アニメなどの物語を見て、登場人物達の心の動きや行動の変化に注目する
    • 他者がどう考えてどう行動するのかを知るには、多くのモデルケースに触れることが重要
    • 物語を見る(読む)ことで、そのモデルケースに触れる機会を増やせる

相手の文脈を100%理解することは不可能です。ただ、80%くらいであれば上記の取り組みで、理解できるようになると思います。80%でも理解できて、そのことが相手に伝われば、建設的な対話ができるようになるでしょう。

そして、対話をしていく中で、相手の文脈を正確に読み取れるようになっていくと思います。

何はともあれ受け手側の取り組みとスキルが超重要

正確に文脈を読み取り、拡大解釈をしないためには、受け手側のスキルと取り組みが要求されます。拡大解釈は百害あって一理なし。相手の伝えたいことを適切に受け取れるようになることが自分を守ることにもつながるはずです。

\  share  /
読んでいただきありがとうございました。Xでは、マーケティング、データ分析、中日ドラゴンズ、本について発信していて、稀に有益な情報があるかもしれませんので、もしよろしければ、@_a_n__d_oをフォローいただけると嬉しいです。